実習記録の書き方に悩んで買った参考書
看護学生だった私が初めての看護実習を2週間後に控えた頃、実習記録の書き方が全く分からず途方に暮れていました。
先輩からは、実習記録は看護過程の展開が命だと言われ、書き方の参考書を探していたんです。
そんな時、Amazonで星4.0の評価を獲得していた『実習記録の書き方がわかる看護過程展開ガイド 第2版』を発見しました。
レビューには看護計画立案におすすめという声や、看護理論の違いがわかる一冊という評価が並んでいて、これなら大丈夫だろうと思いました。
2,970円という価格は学生の私には安くありませんでしたが、実習記録の書き方がわかるというタイトルに惹かれて購入を決意しました。
ヘンダーソン、ゴードン、NANDA、臨床判断など、主要な理論・枠組みで解説されているということで、どんな学校でも対応できるだろうと期待していたんです。
情報収集から解釈・分析、関連図、看護計画、サマリーまで網羅されているという宣伝文句にも安心しました。
でも、実際に実習記録を書き始めたとき、この本だけでは全く太刀打ちできないことに気づいて愕然としました。
結局ほとんど使えなかったという苦い経験は、今でも鮮明に覚えています。
この本の評価できる良い点
まず誤解のないように言っておきますが、この本は看護過程の基本を学ぶ入門書としては優れた教材です。
ヘンダーソン、ゴードン、NANDAという主要な看護理論が一冊にまとまっているのは便利でした。
特に良かったのは、各理論の違いを比較しながら学べる構成。
ヘンダーソンとゴードンの視点の違い、NANDAの看護診断の基本など、理論の概要が理解できました。
臨床判断の章が追加されたのも、時代の流れに合っていると思います。
情報収集から看護計画までの一連の流れが示されているのも良かったです。
看護過程の大まかなプロセスを理解するという意味では、確かに役立ちました。
実習記録における個人情報保護の注意点も追加されていて、実習前の心構えとして参考になります。
初めてでも無理なく学べる入門書という位置づけは間違っていないと思います。
試験対策や事前学習の際には、この本を読んで看護過程の基本を押さえました。
看護過程とは何かを理解するという意味では、十分に価値のある一冊だと思います。
プチナースシリーズらしく、平易な文章で書かれていて読みやすかったです。
しかし実習記録を書く段階で直面した厳しい現実
ところが、いざ実習が始まって記録を書こうとすると、次々と問題が明らかになっていったのです。
中身が薄すぎて実習には使えない
レビューにも中身薄いと書かれていましたが、まさにその通りでした。
わかってることが書いてあり、この内容では実習では突っ込まれて不安材料ばかりという指摘は、私も全く同感です。
各理論の概要は示されていますが、それを実際の実習記録にどう落とし込むかという具体的な方法が全く書かれていないのです。
情報収集のポイントは示されていますが、収集した情報をどうアセスメントするのか、その書き方が分かりません。
関連図の作り方も、基本的な考え方は説明されていますが、実際に自分の患者さんで作成する際の具体的な手順が不足しています。
テキストとしては赤点というレビューの評価も、実習記録を書くという目的では的確だと感じました。
情報が薄すぎて実習では不安材料ばかり
実習では、指導者から根拠を問われることが日常茶飯事です。
なぜこのアセスメントに至ったのか、その根拠は何か、文献は何を参照したのか。
こうした質問に答えるためには、深い知識と理論的な裏付けが必要です。
しかしこの本の内容は表面的すぎて、指導者からの質問に答えられるレベルには達していませんでした。
決して安くないが満足な情報無しというレビューの通り、2,970円という金額に対して得られる情報量が少なすぎます。
実習で突っ込まれる部分、例えばアセスメントの根拠やケアの優先順位の理論的説明など、深い部分が欠けているのです。
学校のフォーマットとは異なる記録様式
この本の記録形式と私の学校の記録用紙が全然違ったことも大きな問題でした。
私の学校では、独自の情報収集シートと記録用紙を使用していましたが、この本の例とは形式が異なっていました。
ヘンダーソンの項目数や配置、アセスメントの記載欄のサイズ、看護計画の書式など、細かい部分で学校のルールと違っていました。
実習初日に指導者から記録用紙を渡された時、本と全然違うフォーマットを見て途方に暮れたことを今でも覚えています。
結局、この本で学んだ基本的な考え方を、どう自分の学校の記録に適用するかで本当に苦労しました。
アセスメントの具体的な書き方が分からない
看護過程展開ガイドというタイトルですが、肝心のアセスメントの具体的な書き方が不十分です。
情報をどう解釈するのか、どう分析するのか、どう統合するのか、その思考過程の書き方が示されていません。
例えば、バイタルサインのデータから患者さんの状態をどうアセスメントするのか、具体例が少なすぎます。
検査データの解釈方法や、病態生理との関連づけ方なども、もっと詳しく知りたかったです。
実習では、こうした具体的なアセスメントの書き方が求められるのに、この本では学べませんでした。
看護計画の立案方法が不十分
看護計画立案におすすめというレビューもありましたが、私には全く参考になりませんでした。
看護計画の基本的な構成は示されていますが、いつ・誰が・何を・どのように実施するのかという具体性が欠けています。
観察項目、ケア項目、教育項目の書き方も、一般論にとどまっていて、患者さんの個別性を反映した計画の立て方が学べません。
実習では、受け持ち患者さんの状態に応じた、オーダーメイドの計画が求められるのです。
この本の内容では、指導者から個別性がないと指摘されてしまいます。
PES形式での看護問題の記述が不十分
NANDAについての解説はありますが、PES形式での具体的な書き方が不十分です。
PESとは、Problem、Etiology、Symptomsの略で、看護問題を構造化して記述する方法です。
私の学校では、看護問題は必ずPES形式で記載することが求められました。
しかしこの本では、PES形式の基本的な説明はあっても、実際に自分の患者さんでどう書くかという具体例が少なすぎました。
関連因子と症状・徴候を明確に区別して記述する方法も、もっと詳しく知りたかったです。
事例展開が少なすぎる
参考になりますというレビューもありましたが、事例展開の数が圧倒的に不足しています。
様々な疾患、様々な年齢、様々な状況の患者さんに対応するには、もっと多くの事例が必要です。
この本に載っている事例だけでは、自分の受け持ち患者さんに応用するのが非常に困難でした。
実習で出会う患者さんは、教科書通りではない複雑なケースが多いのです。
そうした現実の患者さんへの対応方法は、この本だけでは学べませんでした。
314ページという薄さが問題
314ページという薄さは、持ち運びには便利ですが、内容の充実度という点では大きな問題です。
ヘンダーソン、ゴードン、NANDA、臨床判断と、複数の理論を扱いながら314ページしかないということは、各理論の解説が浅くなるのは当然です。
実習記録の書き方を本当に詳しく学ぶには、この薄さでは絶対に不十分なのです。
中身が薄すぎるというレビューの指摘は、まさにこの点を突いています。
なぜ市販の参考書では実習記録が書けないのか
実習を経験して、私は重要な真実に気づきました。
実習記録の様式は、学校や実習施設によって極めて大きく異なるのです。
同じヘンダーソンを使う学校でも、記録用紙の形式や記載のルールは全く違います。
アセスメントの詳しさ、看護計画の具体性、文字数の目安など、学校ごとに求められるレベルが異なります。
市販の参考書は、あくまで一般的な基礎知識を扱っているだけで、あなたの学校の教育方針や実習施設の特性には対応していないのです。
2,970円という金額を払っても、実際の記録を書く段階で使えないという厳しい現実があります。
この本は看護過程の入門書としては良いですが、実習記録の具体的な書き方を学ぶ本ではないのです。
学生時代の私が本当に必要としていたサポート
私自身、この本を買っても不安で、結局は先輩に相談したり、指導教員に何度も添削してもらったりしました。
でも、先輩も実習や国試勉強で忙しく、教員からの指摘は厳しくて心が折れそうになることも。
記録を書くのに毎晩深夜2時3時までかかり、睡眠時間は3時間程度。
2,970円という金額を払ったのに、結局は別の助けが必要になったことが本当に悔しかったです。
卒業してから知って本当に悔しかったのが、個別対応型の看護過程支援サービスの存在です。
後輩たちがこのサービスを使っていると聞いて、学生時代の私にも教えてほしかったと心から思いました。
このサービスの素晴らしい点は、あなたの学校専用のフォーマットに合わせて、実習記録の書き方を具体的にアドバイスしてくれること。
ヘンダーソンでもゴードンでも、NANDAでも、どの枠組みにも対応しています。
情報収集からアセスメント、看護計画、実施・評価まで、一貫してサポートしてもらえます。
何より、あなたの受け持ち患者さんの状況に応じた、完全オーダーメイドの支援が受けられるのです。
市販の参考書では絶対に得られない、実践的で即戦力になるアドバイスがここにはあります。
学校独自の評価基準を熟知したサポートなので、指導者から高評価をもらえる記録が書けるようになります。
アセスメントの具体的な書き方、エビデンスに基づいた根拠の示し方、PES形式での看護問題の記述、個別性のある看護計画の立案方法まで、トータルでサポートしてもらえるのです。
指導者から突っ込まれる部分を事前に対策でき、自信を持って実習に臨めます。
薄い参考書では得られない、深く実践的な知識とスキルが身につきます。
まとめ:薄い入門書か、確実なサポートか
看護過程展開ガイドは、看護過程の基礎を学んだり理論を理解するには便利な教材です。
この『実習記録の書き方がわかる看護過程展開ガイド 第2版』も、入門書としては手頃な一冊だと思います。
しかし、実習記録を完成させるには明らかに内容が薄すぎるのです。
2,970円の本を買って結局実習では使えなかったという経験は、多くの看護学生が通る道です。
薄い入門書で基礎知識を得るか、それとも自分の学校に完全に合わせた個別サポートを受けるか。
あなたの学校、あなたの実習施設、あなたの受け持ち患者さんに完全に合わせた看護過程を一緒に作り上げていく。
そんな伴走型のサポートを選ぶという道もあります。
記録に追われて睡眠時間を削り、患者さんとの大切な関わりが疎かになってしまう前に、効率的な学び方を検討してみてください。
個別サポートを利用すれば、実習で評価される記録が書けるようになり、自信を持って患者さんと向き合える時間が増えます。
限られた実習期間を、薄い参考書と格闘して終わらせるのか、それとも本来の看護を学ぶ時間にするのか。
どちらを選ぶかは、あなた次第です。







