看護目標
- 異常の早期発見ができ、適切な処置を受けることができる
- 症状に伴う苦痛が軽減する
- 精神的苦痛が軽減する
- 合併症予防ができる
- 予後に対する不安が軽減する
観察
- バイタルサインチェック
- 胃部不快感
- 吐血、下血の有無
- 全身状態の観察
- 門脈圧亢進症状
ケア
術前
- 少量で消化の良い高カロリー食を摂取させて栄養状態を改善する
- 術後の肺合併症予防のため、痰の喀出方法、呼吸方法を指導する
- 胃チューブ挿入前は感染予防のため口腔内清拭を行う
術後
- 胃の中の貯留物は定期的に吸引を行い、チューブの閉塞を予防する
- 胃チューブからの排液の性状、臭気、量、胃チューブの開存等を確認する
- 排ガスが無く、腹部膨満や吐き気などが出現した場合は腸蠕動亢進薬を投与し腹部温罨法、浣腸などを行う
- アルコール、炭酸飲料、脂肪、生食は避け、消化の良いものをゆっくりと食べる
- 食後30分~1時間はファーラー位を保つ