看護目標
- 脳に十分な血流と酸素が供給でき、安楽な姿勢の保持と安静を保つことが出来る
- 症状の変化がなく生命の安全・維持を図ることが出来る
- 廃用症候群が予防でき、リハビリが早期に開始できる
- ADLの自立が進み、社会復帰に向けた心身、環境の準備ができる
観察
- 意識レベルの推移
- 瞳孔の変化
- 運動障害の有無、部位と程度
- 言語障害の有無と程度
- バイタルサイン
ケア
発作時
- 救命救急処置を優先する
- 24~28時間は絶対安静にする
- 倒れた場所によっては頭を動かさないよう静かに安全な場所へ移動する
- 状態は変化しやすく、バイタルサイン、意識障害、運動障害、感覚障害、頭蓋内圧亢進症状は時間的な変化を観察する
- 病室は刺激を少なくし、換気、室温に気をつけて保温に努める
- 合併症、感染症を予防する
発作後
- 筋萎縮は健側にも起こるため、関節可動域訓練を行う
- 骨の萎縮が起こると起立時に転倒しやすく、骨折しやすくなるので注意する
- 沈下性肺炎や褥瘡予防のため2時間ごとの体位変換を行う
- めまいや嘔気を起こしやすいため、起坐時は血圧変動に注意する
- 食事は嚥下障害のないことを確かめてから少量ずつ行う