疾病や障害の状況を受容し、回復への意欲を持たせる
回復期になると再び病気以前の生活に戻ることが出来るかどうか、社会への復帰に対して不安を持つようになる
日常生活動作の拡大・自立へ向けて生活指導をする
患者が社会で生活して行くためには自分のことは自分自身の手で行っていけるようにならなければならない。急性期は他者に依存する生活が多いが、患者自身の回復過程に合わせた日常生活自立へ向けての援助が必要となる
自立に向けて行動するのにふさわしい環境を調整する
リハビリが開始され、種々の訓練が始まると、患者の安全を考慮した病室・病棟の環境に配慮しなければならない。
社会生活再適応へ向けて援助するとともに退院指導をする
患者が障害を残す可能性がある場合、今までの社会や家庭での役割の見直しが必要となる
健康管理をし、二次障害を予防する
臥床気味の患者や感覚機能障害、治療上の活動制限を受けている患者は褥瘡・四肢の変形・筋の萎縮・関節の拘縮などを起こす可能性がある。また、抵抗力の低下から肺炎などを併発する恐れがある。
リハビリテーションチームとの調整をする
リハビリテーションチームのあり方が患者の自立を左右すると言っても過言ではない。常に連絡を取り合い、良い方向に患者が向かうように協力しなければならない。