バイアルからの薬液の吸い上げ方
バイアルのフタを開けたらまず、酒精綿で拭きます。
これはなぜかというとメーカーによっては滅菌されてないという理由かららしいのですが、現在はどうなのでしょうか?
ちょっと現代の科学で滅菌もしてないバイアルがあること自体かなり眉唾ものです。
とりあえず拭いておいたら間違いないようです。
バイアルのゴムの部分には90度の角度で垂直に針を刺しましょう。
斜めに刺すとコアリングといってゴムが削り取られて薬液中に入ってしまうということがあるようです。
まぁ、それでどうなるとかまでは聞いたことがありませんが、ゴムの切れ端が血管に入ったらちょっと怖いですよね。
とりあえず垂直に刺しときます。
とりあえず大元の生食とか輸液からシリンジで吸い上げます。
それをバイアルに刺して粉を溶かして刺したまま引いて戻すだけ。
特に難しいことはありません。
アンプルもありますが、説明するようなことはあまりないと思うので省略します。
皮下注射
ワクチン類やインスリンで使うことが多い。
針は23~25Gを使う。
部位としては腹壁か上腕外側が多いが、他にも背部や腰部、大腿部などでもいい。
上腕外側で行う場合は肘から方にかけて下方の1/3の部分をつまんで打つ。
角度は10度~30度ほど。
つまむ時に爪を立て、あえて患者に痛みを与えることで注射部位に神経が集中せずに痛みを軽減することができる。
注射終了時に刺入部位を揉むかどうかで賛否両論がある。
古参ナースが揉むといったり、言わなかったり。
インシュリンは揉まないほうがいいので揉まない。
他は薬液によるらしいのだが、説明書に揉むなどの記載がなければ揉まなくてよいと思われる。