患者概要
年齢:69歳
性別:女性
既往歴
45歳時:高血圧症
左乳癌、01/16手術予定
乳房部分切除術
センチネルリンパ節生検
入院前の外来(12/22)
肺機能検査
体表面積:1.715m²
ベル内温度:252%
気圧:975apa
SVC:正常
肺年齢:90歳
スーフル指導
①で6秒以上吹けているため②へ移行
喫煙歴:なし
手術時投与(1/16)
フルマリン静注用:1g/50m²
肺疾患の疑い:精査(オキサセフェム系抗生物質)
1/12血液検査データ
WBC:7.6×10²/μL(正常)
Hb:14.1g/dL(正常)
Ht:43.9%(正常)
1/13 14時バイタル
脈拍:92回/分、左右差なし
呼吸:17回/分
血圧:148/98mmHg
SPO2:97%
チアノーゼ、四肢冷感:なし
1/13胸部XP(午前)
心胸郭比:47%(正常)
リズム:正常
1/13 14時フィジカル
呼吸音・心音:聴診異常なし
乳がん看護過程の解答のポイント
乳癌は、疫学的要因や内分泌環境、遺伝の影響を受ける病気です。
閉経前の未産婦や流産、早産の経験がある女性、母乳授乳が少ない女性など内分泌異常がある場合に多く見られます。
初経の早い女性や、初婚や初妊娠の年齢が遅い女性では罹患率が高くなる傾向があります。
食生活としては、脂肪の多い食事が関連しているとされています。
発症年齢は40〜50代が最も多く、次いで60〜70代と30代が続きます。
乳癌は転移しやすく、初期にはリンパ行性に、進行すると血行性に転移します。
腋窩リンパ節、鎖骨上窩、胸骨傍リンパ節への転移が多いです。
血行性転移が起こると、肺、肝臓、骨など全身に広がることがあります。
看護アセスメントの観点では、乳癌の患者はほとんどが癌の告知を受けており、疾患や予後に対する不安が強いことが多いです。
乳房は女性の形態的シンボルとされるため、乳房の切除は女性にとって大きなショックを与えることがあります。
そのため、ボディーイメージについての受容など心理的な支援が重要となります。
ヘンダーソン14項目【呼吸】のアセスメント
A氏の肺機能は全て正常であり、喫煙歴もないことから、加齢であること以外に術後にリスク因子が増加する要素はない。
また、呼吸数17回/分、SPO2:97%であり、息苦しさの訴えもないことから、安楽な呼吸ができており、血液データはHb14.1g/dl、Ht43.9%と正常範囲内であることから、ガス交換が障害されているというデータは見られていない。
加えて、現在スーフルを使用し、術前の呼吸訓練を毎日実施できていることから、治療に対するコンプライアンスは良好である。
ただし、乳房切除術では、全身麻酔による呼吸中枢抑制、気管内挿管による気道や喉頭への刺激による気道内分泌物の増加により術後無気肺を起こす可能性があるため、今後注意が必要である・・・・さらに詳しく知りたい方は看護学生宿題代行サービスまで
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