事例紹介
Bくん:9歳9ヶ月、小学3年生の男児
体重34kg、身長141cm
診断名:急性骨髄性白血病(AML)
家族構成:父親40歳の公務員、母親35歳の看護師、6歳の弟(幼稚園児)との4人家族
母方の祖父母は同じ市内に住んでいる。
Bくんの性格は、忍耐強く静かな子。
学校生活を楽しみ、欠席はめったにしない。
髪の毛は幼い頃から短く保っている。
両親の育児方針は、健康で思いやりのある男の子になってほしいと願っている。
過去の病歴に大きなものはなし。
予防接種は五種混合・麻疹風疹・BCG・おたふくかぜ・水ぼうそう・日本脳炎を受けている。
現病歴は6月から「左腕が痛い」と訴え始めた。
6月9日に発熱し、近所の医院を受診。白血病を疑い、6月10日に紹介された市立病院で診察を受け、その日のうちに入院した。
入院前の生活状況は、学校には9時~16時まで通っていた。
サッカーを週1回、塾に週2回通い、サッカーをすることと青色が好き。
ヘンダーソン14項目【 2.適切に飲食する】の看護過程の解き方のヒント
S情報:
現病歴と治療状況について把握し、治療が子供の飲食にどのように影響しているかを理解します。
子供の代謝状態を知るため、感染徴候の有無や検査データを確認します。
学童期の9歳児の必要カロリーを把握し、栄養状態及び成長発達にどう影響しているかを検討します。
身長、体重、総蛋白、アルブミン値、食事摂取状況などの栄養状態を知るための情報を収集します。
食欲に関連する情報、特に輸液を含む水分バランスについて考慮します。
治療食の種類や内容を検討します。
O情報:
疾患に対する理解を深めます。
検査データの基準値と異常値を比較し、食欲に影響する可能性のある因子を特定します。
8歳児の必要栄養所要量に基づいて、栄養状態が基準値と比較してどのような状態にあるかを判断します。
成長発達の評価を行います。
分析・解釈:
食欲に関連した情報を収集し、化学療法などの治療法の副作用が食欲にどのような影響を及ぼしているかを考慮します。
疾患と検査データから現在の問題を特定し、今後の成り行きについて計画を立てます。
疾患と水分代謝の関連を調べ、疾患や治療が成長発達途上の子供にどのように影響しているかを考慮し、必要な援助を検討します。
【 2.適切に飲食する】のアセスメントの見本
Aちゃんはローレル指数○○であることから、痩せに分類される。
これは化学療法の開始に伴い、嘔気、嘔吐が出現し、食欲不振となっていることが原因である。
それに伴いTP、Alb値から低蛋白、低栄養状態にある。
また、胃腸障害、肝機能障害、はじめての入院や食生活の違いなどからも食欲不振に至っていることが推測される。
加えて、抗がん剤による活性酵素が、口腔内の細胞を破壊、再生を阻害し、好中球減少時の口内常在菌による局所感染炎症が起こった結果、口内炎を引き起こしている。
Aちゃんの推定エネルギー必要量1500kcalであるが、ほとんど食べられない時と半分摂取と体調により変化がある。
病院食は学童軟菜食(1700kcal)が提供されているため、0~850kcal程度の摂取量であると推測される。
しかし、化学療法を行っている以上、食事摂取量の低下は不可避である・・・・・学校の宿題をご依頼されたい方は看護学生宿題代行サービスまでご相談ください。
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