病室の環境整備の方法

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目的

十分に整備された環境は感染や褥瘡を予防し、さらには転倒などの事故から患者を守り、精神的な安らぎを与え、健康回復を促進する効果をもたらす。

手順 手技 方法

温度・湿度

  • 患者の衣服の調節を行う(暖房のないトイレに行く際、洗面所への移動時にガウンなどを羽織るなど)
  • 室内の温度、湿度、気流の調整(窓の開閉などによる)
  • 暖房・冷房による湿度調整
  • 冷えすぎや暖めすぎに注意し、湿度を適正に保つ

換気

  • 窓を開け計画的な自然換気をする
  • 患者に直接外気の刺激を与えないようにする
  • 患者の状態、その日の気温や風の状態などを考慮する
  • 食後や室内での排泄後などの換気には患者が気兼ねしないように配慮する
  • 暖房時には3~4時間おきに換気をする
  • 室温を下げすぎないように注意する

採光・照明

  • 安静状態や読書など患者の動作に合わせて採光を調整する
  • 採光を調節するカーテンやブラインドは清潔に保つ
  • 意識障害のある患者の場合でも昼夜のリズムが感じられるよう配慮する
  • 患者の状態(年齢、視力、病状など)に応じて適切に照明を調整する
  • 夜間の安全のために睡眠妨害にならない程度に足元の照明をつける

注意点 留意点

温度・湿度

  • 室内には温度計・湿度計を備えて客観的な数値を確認する
  • 温度計の数値だけで患者の快適さを断定するのは避け、温度感覚の個人差に配慮する
  • 身体活動をしていない状態で普通着衣(肌着、ブラウス、合い物上着程度)で3時間以上在室しているときに快適な状態と感じる快適域は冬期は20±2℃(湿度40%~60%)で夏期は22±2℃(湿度45%~65%)である。秋および春はこの中間温度である。個人の育った環境や生活習慣、着衣、年齢、健康状態などの条件によって個人差があることを理解しておく。夏期は室内温度と外気温の差を5℃以内に保ち、22℃~23℃以下にならないように注意する。
  • 冬期でも室温は20±2℃、湿度50±5%を保つことが望ましく、清拭や処置時には24±2℃が必要である
  • 個人差に配慮し、相手の状態や反応に応じて調整する

換気

  • 気温、湿度の条件や人いきれ( 人がたくさん集まって、体から発する熱や湿気が立ちこめること)、汗などによって汚染された室内の空気を外気と入れ替える
  • 日常継続して使用する居室は衛生上から常に換気が必要である
  • 建築基準法では換気のための窓、その他の開口部を設け、その換気に有効な部分の面積はその居室の20分の1以上と定められている。

採光・照明

  • 部屋に太陽光線を入れ、部屋を明るくし、気分を爽快にさせる
  • 乾燥により病原菌やカビ類の発生を防ぐ
  • 紫外線にてビタミンDの生成や殺菌効果を高める
  • 不良な採光や照明のもとで仕事を続けると目の疲れ、視力の低下、眼痛、頭痛な眼精疲労の症状を呈する。
  • 人工照明には直接照明と間接照明があり、用途や環境に合わせて使用する
  • 病室の明るさに必要な照度は患者の症状や安静度、読書など患者のニーズと治療処置・看護行為などを考慮し、決定する

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