胆石症

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病態

胆管・胆嚢・総胆管内に結石が生じることをいう。結石の存在部位により、胆嚢胆石(75%)、胆道胆石(20%)、肝内胆石(5%)と呼ばれる。 胆石には種々の成分が含まれるが、その主成分に従って、コレステロール結石、ビリルビン結石、カルシウム結石、脂肪酸結石等に分類され、コレステロール系結石が全体の70~95%を占める。40歳代より多くなり、若年女性ではコレステロール結石が、高齢者ではビリルビン結石が多く男性の比率が高い。

症状

胆石の症状は疝痛発作と呼ばれる右季肋部痛から自覚することが多いが、無症状のことも多い。胆管炎を起こすとCharcotの三徴候といわれた、疝痛、黄疸、発熱を伴う悪寒・戦慄を生ずるが、現在これが揃って出現することは稀である。

  1. 右季肋部・心窩部痛(疝痛発作)、右肩・右背部への放散痛
  2. 悪心、嘔吐
  3. 間欠熱、黄疸
  4. 右季肋部の圧痛、筋性防御

検査・診断

  • 腹部超音波検査
  • ERCP
  • PTC
  • DIC
  • CTスキャン
  • 血液生化学検査

治療

1.手術療法

手術の危険がないかぎり、無症状の患者(Silent Stone)にも適応される。開腹的に行う場合と腹腔鏡下で行う場合とがある。 胆嚢胆石:胆嚢摘出術 胆道胆石:総胆管切開術、乳頭切開(形成)術、肝切除

2.保存的療法

結石溶解療法(ケノデオキシコール酸の経口投与)

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