骨髄抑制
白血球減少・貧血・血小板減少による出血傾向が出現するので全身の観察やそれぞれに応じ治療予防策が必要である。
抗癌薬の血管外露出
抗癌薬が血管外に漏れると、疼痛、発赤、腫張だけでなく、抗癌薬によっては壊死さえも引き起こすため十分な観察が必要となる。
消化器症状
消化器症状の出現により低栄養になりやすい。嗜好に合った食べ物を進めたり、必要に応じて補液を促す。
粘膜障害
特に口内炎による疼痛は食事困難を招きやすいので、口腔の清潔を保持して感染予防に努める。
多臓器障害
多臓器障害も出現することがあるので、検査データを把握し、全身状態の観察に努める。
脱毛
抜け毛はコロコロなどで手早く片付ける。ボデーイメージが変化するので帽子をかぶせたり支持的態度で接するなどする。