原因
麻疹ウイルスの感染による発病。 一回の罹患により終生免疫を獲得する
症状
潜伏期間は9~12日 2~3日発熱し、カタル症状が強い。その後、いったん解熱するが、この時期に下顎臼歯の対側頬粘膜にコプリック斑をみる 1~2日にして耳後部、顔などから不規則な発疹が現れ、全身に拡大する 発熱は発疹出現とともに再度上昇し、4~5日間続くが、やがて解熱するとともに発疹も顔面から徐々に暗紫色となり色素沈着を残す
合併症
肺炎、中耳炎、脳炎がある。まれに亜急性硬化性脳炎が見られる
治療
対症療法であるが、抗生物質の使用は2次感染の予防および治療に効果がある。
予防
患者と接触4日以内では免疫グロブリン筋注が発病予防に有効である 能動免疫には麻疹生ワクチンを用いる