目標
- 全身性浮腫の徴候の有無
- 安静、薬物、食事などの治療に参加できる
- 頻回な検査の必要性について言葉で表現できる
OP(観察ポイント)
- バイタルサイン:特に血圧変動の有無と程度、呼吸、脈拍、チアノーゼの有無
- 全身状態:浮腫、尿量減少、口渇の有無、体重増加の有無とその量
- 検査結果:血圧、尿蛋白、体重、超音波検査、胎児胎盤機能検査、NST
- 自覚症状の有無:頭痛、めまい、胃痛、悪心、嘔吐、視力障害
TP(ケアプラン)
安静療法
- 横臥により腎や胎盤の血液循環を促す
- 外来治療の場合は家庭で1日に30分~1時間程度の横臥安静を2~3回とる
- 一般には入院する
食事療法
- 症状の程度によって内容を検討する
- 減塩、低エネルギー、高たんぱくが原則である
薬物療法
- 正しい薬物の服用を指導する
- 副作用の有無を観察する
子癇の看護
- 個室に収容して室内を暗くし、外部からの刺激をできるだけ避ける
- 室内の危険物を取り除き、周囲を整理する
- 子癇発作時間を取り除き、周囲を整理する
- 子癇発作時用に救急セットを用意する
- 薬物療法に対し、与薬後の経過を観察する
- 児心音を頻回にチェック
- 酸素吸入、麻酔、急速遂娩術、帝王切開などの準備をする