看護過程とは・・・・・
看護過程とは、看護の場面でその概念や定義、あるいは看護理論を用いることで、
①前に進む行為
②目標志向
③連続的・動的
④順序立てて
⑤何らかの結果得る
ものです。
この看護過程を最初に提唱したHelen Yura氏とMaryB.Walsh氏 によると、
「看護過程は論理的で、 データに基づいた問題解決的アプローチであるという点で看護にとって有益である.」
と述べられています。
また、看護過程に対する日本看護科学学会委員会の見解では、
「看護過程とは、看護を実践するものが、独自の知識体系に基づき対象の必要に的確に応えるために、看護により解決できる問題を効果的に取り上げ、解決していくために系統的、組織的に行う活動である。」
としています。
まぁ、簡単に言うと、看護師が看護をするために知識を組み立てていくといった感じでしょうかね。
それらは看護に必要な情報の収集、解釈、健康問題の予測・確認・明確化、計画、実施、評価をその構造として実践されます。
さらに実践には、具体的理論に裏付けられた技術と、人間尊重の思想を基盤とした態度が必要とされます。
これは、対象・看護師の人間関係の中で成立し展開されます。
ぼくたちの国における看護過程の主たる混乱は、
「人間関係の過程」と
「問題解決法の構造を取り入れた過程」
との混同が多いと言われています。
日本看護科学学会委員会の見解では、前者の過程は、実践の内容に包含されていることとし、後者を中心に定義づけた.”としています。
以上のような定義を念頭におけば看護過程は、看護師が実践の場で看護を規則的にかつ、一定の筋道により順序だてて組み立てられるようにと意図された知的な活動であることがわかってきますよね?
要するに看護過程は、看護師に対して理論的な根拠を提供してくれると同時に、思考の育成過程でもある方法論として存在するのです。
皆さんわかりましたでしょうか?
ちょっと難しい内容でしたが、看護過程は看護学生にとって最も難しい課題と言われています。
その課題を支援するのがこのサイトのサービスなので、利用したい方はトップページから気軽にご相談いただければと思います。
それでは、ありがとうございました。