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お客様からの

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分娩

分娩第1期の看護計画|観察・援助・指導の実践ガイド【2025年最新版】

この記事は約11分で読めます。

分娩第1期の看護を行うとき「陣痛の観察ポイントがわからない」「いつ分娩室に移すべき?」「母児の安全をどう守ればいい?」と不安に感じていませんか?

この記事では、分娩第1期における包括的な看護計画を、安全で快適な分娩支援の視点で詳しく解説します。

この記事は以下のような人におすすめ!

  • 産科病棟で働く新人看護師・助産師
  • 母性看護学実習を控えている看護学生
  • 分娩介助技術を向上させたい方
  • 母児の安全管理を学びたい方

この記事を読めば、分娩第1期の生理的変化を理解し、安全で満足度の高い分娩支援ができるようになります。

課題に追われている看護学生・看護師さんへ

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LINEで相談する ネコ先生
  1. 分娩第1期看護で最も重要なこと
  2. 分娩第1期とは?基礎知識の確認
    1. 分娩第1期の定義
    2. 分娩第1期の生理的変化
      1. 陣痛の変化
      2. 子宮頸管の変化
      3. 卵膜と羊水の変化
    3. 分娩第1期の分類
      1. 初産婦と経産婦の違い
      2. 分娩進行の評価
  3. 看護問題と目標設定
    1. 看護問題
    2. 長期目標
    3. 短期目標
  4. 観察計画(OP):系統的モニタリング
    1. 陣痛の観察
      1. 陣痛の測定方法
      2. 陣痛評価のポイント
    2. 胎児心拍数の観察
      1. 胎児心拍数の正常値
      2. 心拍数パターンの評価
      3. 胎児機能不全の徴候
    3. 分娩進行の観察
      1. 子宮口開大の評価
      2. 産徴と分泌物の観察
    4. 母体の全身状態観察
      1. バイタルサインの測定
      2. 疼痛の評価
    5. 心理社会的状態の観察
      1. 不安・ストレスの評価
      2. 家族のサポート状況
  5. 援助計画(TP):快適で安全な分娩支援
    1. 環境調整と体位管理
      1. 分娩環境の整備
      2. 体位と活動の指導
    2. 疼痛管理と快適性の向上
      1. 非薬物的疼痛緩和
      2. 薬物的疼痛緩和
    3. 栄養・水分・排泄管理
      1. 栄養と水分摂取
      2. 排泄の管理
    4. 安全管理と感染予防
      1. 母児安全管理
      2. 感染予防対策
    5. 心理的支援とコミュニケーション
      1. 不安・恐怖の軽減
      2. 家族との連携
  6. 教育計画(EP):知識とスキルの向上
    1. 分娩過程の理解促進
      1. 分娩の生理的変化
      2. 痛みの理解と対処
    2. 実践的スキルの指導
      1. 呼吸法の習得
      2. リラクゼーション技法
    3. セルフケア能力の向上
      1. 自己管理スキル
      2. パートナーの役割
  7. 分娩室移床の判断
    1. 移床の適応基準
      1. 客観的指標
      2. 主観的症状
    2. 移床時の注意点
      1. 安全な移送
      2. 分娩室での準備
  8. 異常の早期発見と対応
    1. 分娩進行異常
      1. 遷延分娩
      2. 微弱陣痛
    2. 胎児機能不全
      1. 胎児心拍数異常
    3. 出血性合併症
      1. 前置胎盤・胎盤早期剥離
  9. 実践で使えるチェックリスト
    1. 入院時アセスメントチェックリスト
    2. 継続観察チェックリスト
    3. 分娩室移床判定チェックリスト
  10. よくある質問(FAQ)
    1. Q1. 陣痛が不規則な場合はどう評価すべきですか?
    2. Q2. 胎児心拍数に一過性徐脈が出現した場合は?
    3. Q3. 破水したかどうかの判断が困難な場合は?
    4. Q4. 産婦が分娩に対して強い恐怖を示す場合は?

分娩第1期看護で最も重要なこと

分娩第1期の看護において最も重要なのは、母児の安全確保と分娩進行の正確な評価です。

分娩は生理的な過程ですが、急変のリスクを常に伴います。母体と胎児の状態を継続的に観察し、異常の早期発見と適切な対応により、安全で満足度の高い分娩体験を支援することが看護師・助産師の重要な役割です。

分娩第1期とは?基礎知識の確認

分娩第1期の定義

分娩第1期は、規則的な陣痛が開始してから子宮口が全開大(直径10cm)するまでの期間です。

分娩第1期の生理的変化

陣痛の変化

陣痛の特徴:

  • 規則性:一定間隔で反復する子宮収縮
  • 持続性:時間の経過とともに強度・持続時間が増加
  • 進行性:間欠時間が短縮し、発作時間が延長

陣痛の進行パターン:

  • 潜伏期:間欠10-20分、持続20-40秒
  • 活動期:間欠3-5分、持続40-60秒
  • 移行期:間欠1-3分、持続60-90秒

子宮頸管の変化

子宮口開大の過程:

  1. 頸管の展退:厚さ2-3cmから薄くなる
  2. 子宮口の開大:0cmから10cmまで徐々に拡張
  3. 下部子宮節の形成:胎児下降のための空間確保

卵膜と羊水の変化

胎胞の形成:

  • 陣痛により児頭が下降
  • 先進部周囲の卵膜に羊水が貯留
  • 胎胞が子宮口開大を促進

破水の過程:

  • 子宮口全開大前後に胎胞が破綻
  • 羊水の流出により産道が滑らかになる
  • 胎児の回旋・下降が促進

分娩第1期の分類

初産婦と経産婦の違い

初産婦:

  • 平均所要時間:10-12時間
  • 子宮口開大:1cm/時間
  • 潜伏期が長い傾向

経産婦:

  • 平均所要時間:6-8時間
  • 子宮口開大:1.5cm/時間
  • 活動期以降の進行が早い

分娩進行の評価

Bishop Score: 子宮口開大、展退、児頭の下降、硬度、位置の5項目で評価

分娩曲線(パルトグラム): 時間経過と子宮口開大の関係をグラフ化し、分娩進行を評価

看護問題と目標設定

看護問題

分娩に伴う母児のリスク状態

分娩第1期における陣痛ストレス、分娩進行の変動、合併症発生の可能性により、母体と胎児の健康状態に影響を及ぼす可能性がある状態

長期目標

分娩終了後2時間まで:母児が身体的・心理的・社会的に良好な状態を維持し、安全で満足度の高い分娩体験を得ることができる

具体的指標:

  • 母体のバイタルサインが正常範囲内
  • 胎児の心拍数が正常範囲内(120-160bpm)
  • 分娩進行が順調(分娩曲線内)
  • 母体の満足度が高い

短期目標

30分ごとに評価:

  1. 母体の健康状態が正常範囲内を維持する
    • バイタルサイン安定
    • 出血量正常
    • 疼痛管理良好
  2. 母体の心理的・社会的状態が良好に維持される
    • 不安レベルの軽減
    • 分娩への適応良好
    • 家族のサポート活用
  3. 分娩が順調に進行する
    • 陣痛の規則的進行
    • 子宮口開大の適切な進行
    • 胎児の下降良好

観察計画(OP):系統的モニタリング

陣痛の観察

陣痛の測定方法

用手的測定:

  • 子宮底に手掌を当てて収縮を触知
  • 陣痛の強度を硬度で評価
  • 間欠・持続時間を正確に測定

機械的測定:

  • 分娩監視装置(CTG):連続的モニタリング
  • 子宮内圧測定:より正確な評価

陣痛評価のポイント

間欠(頻度):

  • 陣痛の開始から次の陣痛開始までの時間
  • 進行とともに短縮(10分→5分→3分→1-2分)

持続時間:

  • 1回の陣痛が続く時間
  • 進行とともに延長(20秒→40秒→60秒→90秒)

強度:

  • :指で圧迫できる程度
  • 中等度:指で圧迫が困難
  • :圧迫不可能、鉄のように硬い

陣痛の異常パターン:

  • 過強陣痛:間欠1分以内、持続2分以上
  • 微弱陣痛:間欠10分以上、持続30秒以下
  • 不協調性陣痛:不規則な陣痛パターン

胎児心拍数の観察

胎児心拍数の正常値

基線心拍数:

  • 正常:110-160bpm
  • 頻脈:160bpm以上
  • 徐脈:110bpm未満

心拍数パターンの評価

基線細変動:

  • 正常:6-25bpm
  • 減少:5bpm以下(胎児低酸素症の疑い)
  • 消失:0-2bpm(重篤な胎児低酸素症)

一過性変動:

  • 早発一過性徐脈:陣痛と同時に出現、生理的
  • 遅発一過性徐脈:陣痛後に出現、胎盤機能不全の疑い
  • 変動一過性徐脈:不規則出現、臍帯圧迫の疑い

胎児機能不全の徴候

重篤なサイン:

  • 基線心拍数100bpm以下または180bpm以上
  • 基線細変動の消失
  • 遅発一過性徐脈の反復
  • 高度変動一過性徐脈

対応の必要性:

  • 体位変換(左側臥位)
  • 酸素投与
  • 輸液による循環血液量増加
  • 急速遂娩の検討

分娩進行の観察

子宮口開大の評価

内診による評価:

  • 子宮口の開大度(cm)
  • 頸管の展退度(%)
  • 児頭の下降度(Station)
  • 児頭の回旋状態

評価頻度:

  • 潜伏期:4時間ごと
  • 活動期:2時間ごと
  • 移行期:1時間ごと

産徴と分泌物の観察

正常な産徴:

  • 血液混じりの粘液
  • 分娩進行とともに量増加
  • 暗赤色から明るい色へ変化

異常出血のサイン:

  • 鮮紅色の血液
  • 大量出血(パッド1枚/30分以上)
  • 凝血塊の混入

破水の確認:

  • 羊水の流出量・性状
  • pH試験紙による確認
  • 顕微鏡による羊歯状結晶確認

母体の全身状態観察

バイタルサインの測定

測定頻度と正常値:

  • 血圧:1時間ごと、収縮期140mmHg未満
  • 脈拍:30分ごと、60-100回/分
  • 体温:4時間ごと、37.5℃未満
  • 呼吸:必要時、16-20回/分

異常値の対応:

  • 高血圧:妊娠高血圧症候群の疑い
  • 頻脈:脱水、感染、出血の疑い
  • 発熱:感染症の疑い

疼痛の評価

疼痛評価スケール:

  • VAS(Visual Analog Scale):0-10の数値評価
  • フェイススケール:表情による評価
  • 行動評価:体動、表情、発言

疼痛の特徴:

  • 陣痛時の疼痛強度
  • 間欠時の疼痛の有無
  • 疼痛の部位(下腹部、腰部)
  • 疼痛への対処能力

心理社会的状態の観察

不安・ストレスの評価

不安のサイン:

  • 表情の緊張
  • 体動の増加
  • 呼吸の乱れ
  • 発言内容

ストレス反応:

  • 過度の興奮状態
  • 無気力・抑うつ状態
  • 協力性の低下
  • パニック状態

家族のサポート状況

サポート体制の確認:

  • 付き添い者の有無
  • 家族の理解・協力
  • コミュニケーション状況
  • 文化的・宗教的配慮

援助計画(TP):快適で安全な分娩支援

環境調整と体位管理

分娩環境の整備

物理的環境:

  • 室温調整:22-25℃、湿度50-60%
  • 照明調整:明るすぎず、暗すぎない適切な照明
  • 騒音管理:静かで落ち着いた環境
  • プライバシー保護:カーテンやパーテーションの使用

感染予防対策:

  • 清潔な環境の維持
  • 手指衛生の徹底
  • 必要時の消毒・滅菌
  • 標準予防策の実施

体位と活動の指導

分娩第1期前半:

  • 歩行:陣痛促進効果、重力の活用
  • 座位:楽な椅子でのリラックス
  • 軽い活動:読書、音楽鑑賞、会話

分娩第1期後半:

  • 側臥位:子宮血流改善、リラクゼーション
  • シムス位:腰部の圧迫軽減
  • 膝胸位:児頭回旋異常時の体位

避けるべき体位:

  • 長時間の仰臥位(仰臥位低血圧症候群)
  • 不安定な体位
  • 疲労を増強する体位

疼痛管理と快適性の向上

非薬物的疼痛緩和

呼吸法の指導:

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  • 腹式呼吸:潜伏期の基本呼吸
  • 胸式呼吸:活動期の浅く速い呼吸
  • 息こらえ法:移行期の呼吸コントロール

リラクゼーション技法:

  • 筋弛緩法:全身の筋肉を意識的に弛緩
  • イメージ法:心地よい場面を想像
  • 音楽療法:好みの音楽でリラックス
  • アロマセラピー:ラベンダーなどの鎮静効果

物理的comfort care:

  • 温罨法:腰部や下腹部への温湿布
  • 冷罨法:額や首筋への冷却
  • マッサージ:腰部、仙骨部の軽擦
  • 圧迫法:腰部や仙骨部への圧迫

薬物的疼痛緩和

使用される薬剤:

  • 硬膜外麻酔:最も効果的な方法
  • 笑気ガス:軽度から中等度の疼痛緩和
  • オピオイド系薬剤:ペチジンなど

薬物使用時の観察:

  • 母体への副作用
  • 胎児への影響
  • 分娩進行への影響
  • 効果の持続時間

栄養・水分・排泄管理

栄養と水分摂取

経口摂取の原則:

  • 潜伏期:軽食、十分な水分摂取可能
  • 活動期:水分中心、少量の糖分補給
  • 移行期:氷片、少量の水分のみ

誤嚥予防:

  • 嘔吐リスクの評価
  • 適切な体位での摂取
  • 少量ずつの摂取
  • 必要時の絶食

輸液管理:

  • 脱水予防のための輸液
  • 電解質バランスの維持
  • 血糖値のモニタリング
  • 適切な輸液速度

排泄の管理

排尿管理:

  • 頻回の排尿促進:2-3時間ごと
  • 膀胱充満の確認:内診時に評価
  • 導尿の適応:自然排尿困難時
  • 感染予防:清潔な導尿手技

排便管理:

  • 便秘の予防と対処
  • 分娩進行への影響評価
  • 必要時の浣腸
  • 清潔保持

安全管理と感染予防

母児安全管理

転倒・転落防止:

  • ベッド柵の適切な使用
  • 移動時の介助
  • 足元の障害物除去
  • 適切な履物の使用

急変時対応準備:

  • 緊急薬品の準備
  • 蘇生器具の点検
  • 医師への連絡体制
  • 手術室への搬送準備

感染予防対策

標準予防策:

  • 手指衛生の徹底
  • 個人防護具の適切な使用
  • 血液・体液への曝露防止
  • 鋭利物損傷の予防

特別な注意:

  • 破水後の感染リスク管理
  • 内診回数の最小限化
  • 清潔操作の徹底
  • 発熱時の早期対応

心理的支援とコミュニケーション

不安・恐怖の軽減

情報提供:

  • 分娩進行状況の説明
  • 予想される経過の説明
  • 医療処置の必要性説明
  • 質問への丁寧な回答

精神的支援:

  • 共感的な態度での関わり
  • 励ましと肯定的声かけ
  • 不安な気持ちの受容
  • 自信の回復支援

家族との連携

パートナーの支援:

  • 分娩過程の説明
  • 具体的なサポート方法指導
  • 不安の共有と軽減
  • 役割の明確化

コミュニケーション促進:

  • 家族間の対話支援
  • 意思決定への参加促進
  • 文化的背景の尊重
  • 価値観の理解

教育計画(EP):知識とスキルの向上

分娩過程の理解促進

分娩の生理的変化

教育内容:

  • 陣痛のメカニズム
  • 子宮口開大の過程
  • 胎児の回旋・下降
  • ホルモンの働き

個別指導:

  • 初産婦・経産婦の違い
  • 予想される所要時間
  • 正常な分娩進行
  • 異常のサイン

痛みの理解と対処

疼痛の説明:

  • 陣痛の意味と役割
  • 痛みの種類と強度
  • 時期による変化
  • 個人差の存在

対処法の指導:

  • 効果的な呼吸法
  • リラクゼーション
  • 体位の工夫
  • パートナーとの協力

実践的スキルの指導

呼吸法の習得

段階別呼吸法:

  1. 潜伏期:ゆっくりとした腹式呼吸
  2. 活動期:浅く速い胸式呼吸
  3. 移行期:「ヒッヒッフー」の呼吸

練習方法:

  • 陣痛間欠時の練習
  • パートナーとの共同練習
  • 音楽に合わせた練習
  • 実際の陣痛時の応用

リラクゼーション技法

筋弛緩法:

  • 全身の筋肉の意識化
  • 段階的な弛緩練習
  • 陣痛時の応用
  • 効果の確認

イメージ法:

  • 心地よい場面の想像
  • 子宮口開大のイメージ
  • 赤ちゃんとの対面イメージ
  • ポジティブな分娩体験

セルフケア能力の向上

自己管理スキル

体調管理:

  • 適切な休息と活動
  • 栄養と水分摂取
  • 排泄のタイミング
  • 体位変換の方法

症状の観察:

  • 陣痛の変化の認識
  • 破水の判断
  • 異常サインの識別
  • 報告すべき症状

パートナーの役割

サポート方法:

  • 励ましの言葉かけ
  • 物理的サポート(マッサージなど)
  • 水分摂取の支援
  • 医療者との連絡

コミュニケーション:

  • 妻の気持ちの理解
  • 適切な距離感の保持
  • 医療者との協力
  • 冷静な判断力の維持

分娩室移床の判断

移床の適応基準

客観的指標

陣痛の状態:

  • 間欠3-5分以内
  • 持続時間45-60秒以上
  • 規則的な陣痛パターン
  • 中等度以上の強度

子宮口開大:

  • 初産婦:8-9cm
  • 経産婦:6-7cm
  • 頸管の十分な展退
  • 児頭の下降確認

主観的症状

母体の訴え:

  • 強い怒責感
  • 肛門圧迫感
  • 排便感
  • 「赤ちゃんが出そう」という感覚

行動の変化:

  • 体動の増加
  • 発声の変化
  • 集中力の変化
  • 協力性の変化

移床時の注意点

安全な移送

移送前の確認:

  • バイタルサインの安定
  • 胎児心拍数の確認
  • 出血量の確認
  • 陣痛の間欠時に移送

移送中の観察:

  • 陣痛の状態
  • 母体の状態
  • 緊急事態への準備
  • 迅速かつ安全な移送

分娩室での準備

環境整備:

  • 分娩台の準備
  • 器械類の準備
  • 蘇生器具の確認
  • 感染予防対策

スタッフの準備:

  • 医師・助産師の待機
  • 新生児ケア担当者
  • 必要時の小児科医
  • 麻酔科医(必要時)

異常の早期発見と対応

分娩進行異常

遷延分娩

定義と基準:

  • 初産婦:30時間以上
  • 経産婦:15時間以上
  • 子宮口開大速度の遅延
  • 分娩曲線からの逸脱

対応策:

  • 陣痛促進剤の使用検討
  • 人工破膜の実施
  • 帝王切開の検討
  • 母児の状態評価

微弱陣痛

原因と症状:

  • 原発性:最初から陣痛が弱い
  • 続発性:途中から陣痛が弱くなる
  • 間欠時間の延長
  • 持続時間の短縮

看護ケア:

  • 歩行の促進
  • 体位変換
  • 乳頭刺激
  • 精神的支援

胎児機能不全

胎児心拍数異常

重篤なパターン:

  • 高度遅発一過性徐脈
  • 高度変動一過性徐脈
  • 基線細変動の消失
  • 基線心拍数の異常

緊急対応:

  • 左側臥位への体位変換
  • 酸素投与(6-8L/分)
  • 輸液による循環血液量増加
  • 急速遂娩の準備

出血性合併症

前置胎盤・胎盤早期剥離

症状と徴候:

  • 突然の大量出血
  • 腹痛(胎盤早期剥離)
  • 子宮の硬直(胎盤早期剥離)
  • ショック症状

緊急対応:

  • バイタルサインの安定化
  • 輸液・輸血の準備
  • 緊急帝王切開の準備
  • 医師への緊急連絡

実践で使えるチェックリスト

入院時アセスメントチェックリスト

  • [ ] 分娩歴・妊娠経過の確認
  • [ ] 現在の陣痛状態評価
  • [ ] 胎児心拍数の確認
  • [ ] 内診による子宮口開大度
  • [ ] 破水の有無・性状確認
  • [ ] バイタルサインの測定
  • [ ] 疼痛レベルの評価
  • [ ] 心理状態の評価
  • [ ] 家族のサポート状況
  • [ ] 分娩に関する希望の確認

継続観察チェックリスト

  • [ ] 陣痛の間欠・持続・強度
  • [ ] 胎児心拍数パターンの評価
  • [ ] 子宮口開大の進行度
  • [ ] 児頭下降の程度
  • [ ] 破水・出血の状態
  • [ ] 母体のバイタルサイン
  • [ ] 疼痛レベルの変化
  • [ ] 排尿・排便状況
  • [ ] 心理状態・不安レベル
  • [ ] 異常徴候の有無

分娩室移床判定チェックリスト

  • [ ] 陣痛間欠3-5分以内
  • [ ] 陣痛持続45秒以上
  • [ ] 子宮口開大度(初産8cm、経産6cm)
  • [ ] 怒責感・肛門圧迫感の訴え
  • [ ] 血性分泌物の増量
  • [ ] 胎児心拍数の安定
  • [ ] 母体バイタルサインの安定
  • [ ] 分娩室の受け入れ準備完了
  • [ ] 医師・助産師の待機確認
  • [ ] 移送時の安全確保

よくある質問(FAQ)

Q1. 陣痛が不規則な場合はどう評価すべきですか?

A. 不規則な陣痛は前駆陣痛や微弱陣痛の可能性があります。少なくとも1時間は観察を継続し、規則性の出現を待ちます。歩行や体位変換を促し、自然な陣痛発来を支援します。

Q2. 胎児心拍数に一過性徐脈が出現した場合は?

A. まず体位を左側臥位に変換し、酸素投与を開始します。陣痛との関係を確認し、遅発一過性徐脈の場合は緊急度が高いため、直ちに医師に報告し対応を協議します。

Q3. 破水したかどうかの判断が困難な場合は?

A. pH試験紙やニトラジンテストを使用して羊水かどうかを確認します。疑わしい場合は破水として対応し、感染予防策を講じながら医師の診察を受けます。

Q4. 産婦が分娩に対して強い恐怖を示す場合は?

A. まず産婦の気持ちを受容し、恐怖の具体的内容を聞き取ります。正確な情報提供と継続的な励ましを行い、必要に応じて心理的サポートの専門家に相談します。

課題に追われている看護学生・看護師さんへ

提出期限が迫っているのに手が止まっている、どう書けばいいのか分からない…そんな方へ。
当サービスでは、ゴードンやヘンダーソンの看護過程(紙上事例)をはじめ、看護レポート・実習記録・ケーススタディなどを 提出できる完成形まで丁寧に仕上げるサポートを行っています。

「進め方がわからず手が止まっている」
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